BIG RACE PLAYBACK

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  • 久留米
    83#
    第31回 読売新聞社杯 全日本選抜競輪GⅠ
    2/11(木) ~ 2/14(日)

北の絆で渡邉一成

渡邉一成/福島/88期/S1

渡邉一成/福島/88期/S1

 

10年6月の高松宮記念杯でGⅠ初優参を果たして以降、幾度となくGⅠ奪取のチャンスはあった渡邉。ようやくGⅠのタイトルを手繰り寄せた。

 

 「すごく嬉しいです。これまでGⅠの決勝には乗るけど、優勝が遠くチャンスをつかむことができなかったので。今までいつかは自分の順番がくると思っていたけれど、タイトルは自分から獲りにいかなきゃ獲れないということが分かりました」

 

 昨年の寬仁親王牌でも今回と同じく北日本勢はライン4車。先頭も今回と同じく新田祐大だったが優勝を逃がした。それだけに北日本勢全員に期するものがあった。

 

 「新田君が頑張ってくれたおかげ。新田君の後ろしか見てなかったです。ホームでカマしたスピードは日本一だと思いますし、力を出し切ってくれればチャンスあると思っていました。後ろでも安心して。それに後ろを固めてくれた先輩のおかげ。ゴール直後に(佐藤)慎太郎さんも(菊地)圭尚さんも新田君もおめでとうと言ってくれました」

 

 世界を舞台に戦い競技との両立に苦しみ、最近は力を出せずに終わることもあった。

 

 「この2年は思うように体が動かないこともありました。その中で腐らず地道にやってきた成果だと思います。競技だけ、競輪だけじゃなく両方で結果を出せるように」

 

 渡邉に続いた佐藤が2着、3着に新田で福島トリオで表彰台独占。佐藤は「(渡邉)一成は今後もGⅠをどんどん獲っていくと思う。今日のレースで新田は早いだけ、強いだけでもなく信頼される選手にレベルアップした。(菊地)圭尚も4番手について北日本の絆を見せることができましたね。前で走るだけがラインの為ではなく、3番手、4番手を固める選手もラインに貢献しているんで」と北日本ラインでの勝利を強調した。

 

 新田は「(突っ張って)下がらない予定だったけど、脇本雄太君が勢い良く来てた。でも下げたときも考えていたので、(仕掛けは)ちょうどあのタイミングになった。脇本君の先行意欲がすごくて、先頭に出るまでに時間が掛かってしまった。落車は予想外で残念だけど、思い切り気持ちよく走るレースでした」と3着にも満足そうな表情を見せた。

 

 脇本は後ろの先輩2人が落車したこともあって終始浮かない表情まま。

 

 「僕が主導権を取らないと近畿のラインとしてもダメなんで。ジャンまでは頭の中で描いていたレース通り。このままいけばラインで決まると思ったんですけど...」

  

優勝は北日本の先輩、後輩のおかげ今後も責任あるレースをしていきたい

 

GⅠ初優勝を達成した感想

 

 「すごく嬉しいです。新田君が強かったですし、後ろを(佐藤)慎太郎さん、(菊地)圭尚が固めてくれました。新田君のホームカマシのスピードは日本一ですからね。この結果は北日本の先輩、後輩すべてのおかげだと思っています」

 

決勝レースを振り返って

 

 「僕は新田(祐大)君の後ろしか見ていなかったです。どういう風な展開になっても、新田君なら必ず力を出し切ってくれると信じていたので。後ろもしっかりしていますし、迷うことなく付いていきました。(作戦は)前受けから。新田君がタイミング次第で突っ張れれば突っ張りますし、でなかったらよいタイミングで(仕掛ける)という風に、最初から作戦のうちでした」

 

道中で落車があったが......。

 

 「走っている最中、落車はほとんど見えていなかったです。もう新田君しか見ていなかったんですけど、バック過ぎに失速したので踏ませていただきました。

 新田君もきつそうでしたし、勝つためにも、後ろに慎太郎さんや圭尚さんも付いてくれていたので」

 

同期の活躍をどう見ていたか。

 

 「本当に悔しかったですし、GⅠの決勝には乗れても表彰台も遠かったですし、優勝はもっと遠かったので。自分はずっと獲れないんじゃないかなと思っていましたが、強い新田君が心強い走りをしてくれた、安心できる走りをしてくれたので、この結果が生まれたと思います。(GⅠタイトルは)自分の順番が来るんじゃないかとずっと思っていましたが、そう思っているうちは獲れないんだなということを痛感しました。タイトルは自分から獲りにいかないといけないんだなと、そう思いました」

 

グランプリ初出場も決定今後の走り

 

 「今年最初のタイトルを獲らせていただいたので、S級S班の次に責任ある立場になったと思います。それをしっかり胸にしまって、今後も責任あるレースをしていきたいですし、北日本からもっとどんどん優勝者を出していけるように、練習していきたいと思います」

 

渡邉一成/福島/88期/S1

渡邉一成/福島/88期/S1

Profile

渡邉 一成 WATANABE KAZUNARI

(2月29日現在)

●1983年8月12日生まれ、32歳

●在校順位は12勝で38位、03年7月7日京王閣競輪場でデビュー

●通算成績:740走中 優勝:32回、1着:211回、2着128回、3着81回

●グレードレース優勝歴:

12年4月共同通信社杯(GⅡ)

10年11月函館記念(GⅢ)

11年12月伊東記念(GⅢ)

12年8月富山記念(GⅢ)

12年10月岸和田記念(GⅢ)

14年4月高知記念(GⅢ)

15年6月取手記念(GⅢ)

●次回出走予定

小倉FⅠ  4月10日~12日

西武園GⅢ  4月21日~23日

日本選手権GⅠ(静岡) 4月30日~5月5日

第31回 読売新聞社杯 全日本選抜競輪GⅠ 結果

2車単 3連単
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