BIG RACE PLAYBACK

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  • 名古屋
    42#
    第69回 日本選手権競輪GⅠ
    3/8(火) ~ 3/13(日)

村上義弘ダービー4V

村上義弘/京都/73期/SS

村上義弘/京都/73期/SS

 

名古屋バンクのマイスター・村上義弘がまたもやってのけた。昨年ダービー王の新田祐大をはじめ、そうそうたるメンバーが相手。準決勝ではその新田に「京都の2段駆け包囲網」を軽く破られる屈辱に遭い、決勝も決して有利とは言えない厳しい状況。しかし、近畿の各自が役割をキッチリと果たし、村上自身も川村晃司を最大限援護して4度目のダービー制覇を果たした。

 

「まさかあそこまでハイピッチになるとは思ってなかった。相手も強いですし、どこかもつれるところが出てくると。でも、三谷竜生が一本棒に持ち込んでくれたので、そこからは自分の仕事をと思ってました。晃司をしっかり4コーナー先頭で回らせることが仕事だったので」

 

これで名古屋ダービー3連覇。そして、同一開催優勝タイ、さらにダービー最年長優勝と記録ずくめだ。

 

「記録は意識してはいないけど、日本選手権は競輪選手にとって大きな夢の1つですし、手にすることができて光栄に思ってます」

 

川村は惜しくも準優勝となったが、完璧な連係プレーを決めて満足げ。

 

「決勝で近畿の結束力が出せたと思います。今日は展開が早くなるのが目に見えているし、竹内雄作君か新田祐大君が良い勢いで来るだろうから、全力で合わせるなら早めに出ないとと思ってたけど、竜生のおかげで優勝争いができた。良い開催でしたね。前回までボロボロだったので、良いきっかけができたと思います」

 

1番の功労者・三谷も力を出し切り、表情は晴れ晴れ。

 

「役割は果たせました。押さえて竹内君にフタをしたら下げるだろうと思ってたので、そこからが勝負だと。後ろがワンツーだったのが1番嬉しい。川村さんは高校の先輩でもあるし、思い切って行こうと思ってました」

 

新田はバックから勝負に出たが、村上の好ブロックで失速し3着。

 

「仕方ない。あそこで行かないとダメだと思ったので。竹内君を1回振って、(前の村上に)車輪が掛かってたので外してから。まだ深谷知広君は来ないと思ったけど出るしかなかった。仕掛けての3着なら意味はあると思います」

 

その新田の番手から岩津裕介はインコースに勝負を懸けたが。

 

「力不足でした。今日は付け入れる展開があるとは思ってたけど、そこまでに脚を消耗してました。皆強かったし、僕は一杯でした。チャンスはあったけど、簡単には勝たせてもらえないですね」

 

自分のできる仕事を最大限にするだけファンの声援が背中を押してくれた

 

日本選手権競輪4度目の優勝

 

「日本選手権というレースは競輪選手にとって大きな夢の一つだと思うので、そのタイトルをまた獲ることができて本当に光栄に思っています。年々苦しい戦いになる中、やっぱりファンの声援が自分の背中を後押ししてくれていると思います。自分を支えてくれているのは、そういう応援しかないと思いますので。ファンの皆様に喜んでもらえるように一戦一戦を一生懸命走って、その結果で優勝できて、信じられないです」

 

決勝レースを振り返って

 

「今日は(三谷)竜生と川村(晃司)がいて、まだ川村とはGⅠの決勝に乗っていなかったので、一緒に若いときからやってきましたし、一緒に乗りたいと思っていました。まさかあそこまでハイピッチになると思っていませんでした。川村も苦しかったとは思いますが、2人が頑張ってくれたので、自分も自分ができる最大限の仕事をしようと思っていました」

 

京都ワンツー決着

 

「絶対に誰かが内から来ると思っていたので、止めに行くのが自分の仕事だと思っていました。川村とワンツーが決められて、信じられません。本当に嘘だろ、という感じでした」

 

近畿の結束

 

「(準決勝で連係した)藤木(裕)が苦しい時期をたどっている中でも、責任を持って一戦一戦頑張っています。今回は稲垣(裕之)と山田(久徳)が出場できず、稲垣もGⅠにかける気持ちが強いけど、なかなか届かず......順調に見えて、京都も苦しい中で戦っています。その中で自分がひとつでも刺激になれればと思っています。今の近畿はすごく心の奥で繋がっているところがあると思います。また個人個人が自立した素晴らしい考えをもった選手ばかりなので、本当に普段からそういう選手たちに負けないようにと思って頑張っています」

 

ファンへメッセージ

 

「苦しい時期も(ファンの)応援が背中を押してくれました。これからも一戦一戦、ひとつひとつの期待を背負って頑張っていきますので応援してください」

 

村上義弘/京都/73期/SS

村上義弘/京都/73期/SS

Profile

村上 義弘

MURAKAMI YOSHIHIRO

(4月7日現在)

●1974年7月6日生まれ、41歳

●在校順位は36勝で16位、94年4月9日小倉競輪場でデビュー

●通算成績:1749走中 優勝:84回、1着:558回、2着227回、3着195回

●GⅠ・GP獲得歴:

 12年12月KEIRINグランプリ(GP・京王閣)

 02年11月全日本選抜(GⅠ・岸和田)

 03年9月オールスター(GⅠ・一宮)

 11年3月日本選手権(GⅠ・名古屋)

 13年3月日本選手権(GⅠ・立川)

 14年3月日本選手権(GⅠ・名古屋)

 16年3月日本選手権(GⅠ・名古屋)

●出走予定

 日本選手権GⅠ(静岡)4月30日~5月5日

 全プロ記念競輪(伊東)5月21日~22日

 宇都宮GⅢ 5月28日~31日

第69回 日本選手権競輪GⅠ 結果

2車単 3連単
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