BIG RACE PLAYBACK

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  • 伊東
    37#
    全日本プロ選手権 自転車競技大会記念競輪FⅡ
    5/21(土) ~ 5/22(日)

武田豊樹が4度目のV

武田豊樹/茨城/88期/SS

武田豊樹/茨城/88期/SS

 

 前回の平塚記念で2勝を積み上げたものの、今年の通算勝利をわずか3で迎えた武田豊樹の全プロ記念。全幅の信頼を寄せる平原康多の番手から、連勝で「スーパープロピストレーサー賞」を制した。

 

 「今年は調子的にも酷い状態からのスタートだった。ちょっと関東も元気がないですし。平原君とも今回2日間一緒だった。全プロと言っても競輪は一緒ですから、気持ちをひとつに集中して走った」

 

 平原の強さをあらためて感じた初日と同様に、関東の3車が結束。平原が先行の腹を固めて風を切ると、武田は番手での仕事に専念した。

 

 「平原君も戦法がたくさんある。そのなかで先行したのは強みだし、掛かっていました。ラインで決めようと思って必死で仕事をしたけど、まだまだですね」

 

 4番手を取り切った浅井康太は、最終ホームから早めの反撃。武田は平原との車間を詰めながら絶妙なブロックで浅井を止めると、諸橋愛とのゴール勝負。8分の1輪差で諸橋の追い込みを退けたが反省を忘れず、こう続ける。

 

 「諸橋君も3番手の仕事をしてくれてたんで、もし抜かれても納得でした。普段は後輩がいて(番手から出て)いくレースが多い。どうしても(別線を)止めてっていうのは...。強い平原君とそういう走りができたと思う。番手戦での勝利ですけど、グランプリチャンピオンを止めたのはうれしい。ただ(ラインで)ワンツースリーと思っていたんでそこは悔しい」

 

 ライン3番手から中割り鋭く武田に迫った諸橋だが惜しくも2着。レース後は悔しがることしきりだった。

 

 「ちょっと遠慮しましたね。残念。そこが自分の心残り。ダメですね。容赦なく行かないと。1回(武田を)抜いてますもんね。今日はそこだけ。すいません。こういうときにしっかり期待に応えたかったけど、また頑張ります」

 

 任せた新田祐大は終始包まれ仕掛けられず。それでも渡邉晴智は空いた中のコースを鋭く伸びて3着に突っ込んだ。

 「みんな強かったです。僕は連日、コースが空きましたね。(伸びたかどうかは)VTRを見ないとわからないけど、3着ならいいですね」

 主導権を握ったのは平原。4着には敗れたが、出し切ったレース内容には満足げだ。

 「半分はあの展開になると思った。今日は自分の踏むポイントだけ決めて、そこで来なかったので思い切って踏んだ。残れなかったのは今の力だけど、ラインの競走はできたんじゃないですか」

 

 

GⅠで戦うためにも、対策を練って気持ちを高めていきたい

 

スーパープロピストレーサー賞4回目の優勝

 

 「選手として走っていると、相性とかは気にしていないんですけど、このスーパープロピストレーサー賞に進んで、平原(康多)君がいるというのは相性だと思うし、4回目といっても、平原君の力が大きいので、2人で優勝したという気持ちです」

 

初の伊東競輪場

 

 「自分としては、競輪選手になったら、いろいろな地方に行くという楽しさもありますし。調子的に今年はひどい状態からのスタートだったんですけど、そういったところも楽しみながら、気持ちは集中して走りました」

 

平原との連係

 

 「平原君が自分のレースをしてくれれば、僕にもチャンスがありますから。お互い前を回るときは、そういった戦いをずっとしてきていますから。今日は迷い無く主導権をとったところが、平原君も元気が出てきたんじゃないですかね。強かったです。

 番手戦で前と後ろとの信用があって、今日のレースができたと思うので、自分にとっては嬉しいです。でも、やっぱり(ライン)3人で決めて、初めてファンのお客さんに評価されるんじゃないかなと思っていたので、そこだけは反省点ですね」

 

 

今年ここまでは不振

 

 「落車して調子が悪いのではなく、段々、さびれてきているんだなという気持ちでいるので、またさらにトレーニングを積んで、GⅠでもう一回戦いたい気持ちが強いですね。

 勝ち星も無いですし、優勝も無いですし、こういうスタート、こういうシーズンはあまり無いので。でも今まで戦ってきていますから。焦る気持ちも無いですし、自分の競輪をしようと思って、毎日過ごしています」

 

復調のきっかけに?

 

「そうですね。でもきっかけというより、お客さんの支持に応えられるように、どうにかして、さらに力を付けたいですね」

 

今年のビッグレースは短走路が続く

 

「今年は333でスピードレースになると思いますので、さらに対策を練って気持ちを高めていきたいです」

 

 

武田豊樹/茨城/88期/SS

武田豊樹/茨城/88期/SS

Profile

武田 豊樹 TAKEDA TOYOKI

(6月6日現在)

●1974年1月9日生まれ、42歳

●在校順位は32勝で3位、03年7月4日立川競輪場でデビュー

●通算成績:970走中 優勝:69回、1着:381回、2着145回、3着103回

●GⅠ・GP獲得歴

14年12月KEIRINグランプリ(GP・岸和田)

09年3月日本選手権(GⅠ・岸 和田)

09年9月オールスター(GⅠ・松山)

12年6月高松宮記念杯(GⅠ・函館)

12年11月競輪祭(GⅠ・小倉)

14年9月オールスター(GⅠ・前橋)

15年6月高松宮記念杯(GⅠ・岸和田)

15年11月競輪祭(GⅠ・小倉)

スーパープロピストレーサー賞は昨年に続いて4回目の優勝。

●出走予定

サマーナイトフェスティバル(GⅡ・川崎) 7月16日~18日

函館記念(GⅢ) 7月23日~26日

全日本プロ選手権 自転車競技大会記念競輪FⅡ 結果

2車単 3連単
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