BIG RACE PLAYBACK

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  • 小倉
    81#
    被災地支援 第58回 朝日新聞社杯 競輪祭GⅠ
    11/24(木) ~ 11/27(日)

貫禄示し関東ワンツー

平原康多/埼玉/87期/SS

平原康多/埼玉/87期/SS

 

 数々の修羅場をともにくぐり抜けて来た平原康多と武田豊樹が、最後の最後でドラマチックにGP出場を決めた。

 

「こんなことってあるんですね。競輪人生で味わえただけでも幸せです」

 

〝GⅠを獲ってGPへ〞その言葉を繰り返してきた平原。有言実行のV獲りで7度目のGPチケットをつかんだ。

 

レースは早めに押さえて出た深谷知広の主導権。愛知勢に単騎の稲垣裕之が続いて、平原は4番手。さすがの立ち回りで絶好ポジションを確保したが、巻き返した新山響平が不発になると外に新田祐大がかぶって行き場を失いピンチに陥った。

 

「予想していた展開じゃなかった。自分で対応していってと思いました。(最終)2コーナーでは仕掛けたかったけど、新田が外に浮いていたので仕掛けられなかった。そしたら稲垣さんが踏んでくれたんで助かりました」

 

最終2コーナーからまくった単騎の稲垣を追いかけ、平原に視界は大きく開けた。しかし、盟友武田のGP出場には2着以上が絶対条件。武田のために、平原は稲垣の上を力任せにまくって出た。

 

「思ったより(まくりが)出ました。でも自分が稲垣さんを抜くだけじゃ...。ぶち抜いて、武田さんを絶対に2着にと思っていた」

 

武田は大会連覇はならなかったが、最後の最後にグランプリを決め、今から気持ちを切り替える。

 

「自分の状態がひどい状態で、そのなかで戦って2着は満足してないが、勝ったのが平原だから満足はあるけど。今年は気力があまり充実してなかったのでキツかった。競輪祭でどうにかなるかな、という気持ちは多少ありましたけどね」

 

逃げた愛知コンビの後ろを確保した稲垣は2コーナーからの先まくり。直線で平原、武田に屈したが、単騎でも見せ場は作った。

 

「近畿のみんなの頑張りあっての決勝戦。力を出し切るレースをしようと思っていました。深谷君の気迫を感じたし、深谷君の先行だろうと。そこからは自分のタイミングで思い切り踏もうと思った」

 

深谷は新山の挑戦を退けたものの、金子貴志の援護もむなしく力尽きた。

 

「(初手で)前を取らされるかと思ったけど、皆出ていったのでいつも通りに(組み立てよう)と。とりあえず1回動いてからと思っていました。落ち着いていけたし、かかりも悪くなかったんですけどね。(新山を)突っ張れたけど、稲垣さんのところでもうひと踏みする力があれば」

 

武田さんとのワンツーが決まったことが嬉しさを倍増させている感じですね

 

優勝の感想

 

「ここを目標に後半やってきたので、その成果が実になってよかったです」

 

賞金争い

 

「賞金、賞金といわれましたが、本当に全然意識していなかったので。自分の中では、まずは競輪祭を獲る、というのがありましたね」

 

優出

 

「武田(豊樹)さんが先に(決勝進出を)決めていたので、自分も気合をもらった感じで準決勝を走りました。武田さんとは久しぶりの連係だったと思うんですけど、気心は知れているし、お互い踏むポイントもわかっている感じですから。何としても武田さんとワンツーしないとグランプリで一緒に走れない状況だったので、早めに踏んで引き込みたいなって思いでいきました」

 

レース展開

 

「新山(響平)君の巻き返しが早かったですね。早めに仕掛けたかったんですけど、新田(祐大)君とかぶってしまって、2日目のレースがちょっとよぎってしまいましたが、冷静に対処できました。前の稲垣さんが仕掛けてくれたのでチャンスが生まれたと思います。脚力的には余裕があったので、思い切り踏みました」

 

関東ワンツー

 

「何よりそれが嬉しさを倍増させている感じですね。こんなに良い結果になるとは思っていなかったので、諦めないと良いことあるなと思いました」

 

今年ここまで

 

「昨年一年間を走って、まだまだ力が足りないなという部分を感じて、いろいろ試してきたんですが、そういう失敗が今年の後半に繋がったと思います。無駄では無かったですね。オールスターで負けて、すごく分かったこともあったので、そこから共同(通信社杯)にかけてよくなっていったと思います」

 

グランプリへ

 

「本当にグランプリを走れるっていうことが、前半の感じだとウソのようなんですけど。やってきたことが後半に成果として出てくれてよかったです」

 

最後に

「自分個人としては、共同(通信社杯)の落車のケガの影響が多少まだあるので。それを完全に治して、しっかり年末の一走にかけたいです。グランプリまでたどり着いたので、結果を求めてしっかり体作りをしたいと思います」

平原康多/埼玉/87期/SS

平原康多/埼玉/87期/SS

Profile

 

平原 康多 HIRAHARA KOTA

 

●1982年6月11日生まれ、34歳

 

●在校順位は33勝で8位、師匠は太田耕二(59期・引退)

 

02年8月5日西武園競輪場でデビュー(1着2着9着)

 

05年5月西武園でS級初優勝(5着1着1着)

 

●通算成績:998走 優勝:40回、1着:287回、2着:205回、3着:107回

 

●ビッグレース優勝歴:06年8月ふるさとダービー富山(GⅡ)、09年6月高松宮記念杯(GⅠ・大津)、09年11月競輪祭(GⅠ・小倉)、10年6月高松宮記念杯(GⅠ・大津)、13年2月全日本選抜(GⅠ・松山)、14年11月競輪祭(GⅠ・小倉)

 

●出走予定 立川グランプリ 12月30日/立川GⅢ 1月4日~7日/大宮GⅢ 1月14日~17日 (12月7日現在)

被災地支援 第58回 朝日新聞社杯 競輪祭GⅠ 結果

2車単 3連単
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