BIG RACE PLAYBACK

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  • 取手
    23#
    被災地支援 第32回読売新聞社杯 全日本選抜競輪GⅠ
    2/16(木) ~ 2/19(日)

平原康多が横綱相撲

平原康多/埼玉/87期/SS

平原康多/埼玉/87期/SS

 

 昨年の競輪祭に続き、平原康多がGⅠファイナルで盟友・武田豊樹を連れ込みワンツー。土壇場でグランプリに滑り込んだ競輪祭は勝負強さを感じさせたが、今回は勝つべくして勝ったと言えよう。

 

「武田さんが連日後ろってこともあって、プレッシャーのなか競走した結果が今回の走りにつながったと思う。自分がやるべきことをしっかりやってきた結果、ラインが4車になったんだと思うし、皆にチャンスがある走りをしようと思ってました」

 

 近畿勢を分断すると、新田祐大の絶妙なカマシにも焦らず追っていく。最後は「死ぬ気で抜きに行かないと、後ろの人にもチャンスがないなと思った」と仲間を気遣う。初手から最後まで、全てが完璧に近いレースとなった。

 

「前受けは4人で決めて。後ろを確認したら浅井康太君の所まで引いても仕方ないと。2段駆けもあるから、引いて巻き返してもチャンスがないと判断しました。稲垣裕之さんとの競りが長引いた分、新田君が行き易くなってしまったが、僕も踏み込んでいたので」

 

 執念の追い込み勝負で平原に迫った武田は準優勝。初の地元GⅠで4日間、全力で走り抜いた。

 

「いやあ、今日はまいった。でもよかったね。自力で勝ち上がって、平原が勝ったんだから。どんな展開でも2人で決めるのが1番ですからね。平原が勝って当たり前のなか勝つレースをして、自分も生きると思うので。ただこのパターンもある。連結を外しやすい展開になったし、脚がたまらなかったですね。勝てれば納得できたけど、勝てなかったのは脚力不足です。今回はいい緊張感を持って走れました。決勝に来るまで力になってくれたし、仲間が勝ったんで『おめでとう』という気持ちでいっぱいです」

 

 単騎の新田は圧巻のスピードを披露。3着に敗れたとはいえ、持てる力はすべて出し切った。

 

「(平原が)粘ることもあると思っていましたし、レースの中で対応して、しっかり反応できました。力を出し切るレースに持ち込めたけど、平原さんの強さに負けましたね。余裕を持って抜かれたし、武田さんにも行かれてしまって、自分の力のなさを痛感しました」

 

 平原に競り負けた稲垣は悔しさを噛み締め前を向く。

 

「展開なんで粘られたのは仕方ない。もう少し抵抗できればよかったですね。今後はこういうレースも増えてくると思う。これを課題にして、プラスに考えて頑張りたい」

 

ひとつでも多く良いレースをしていく。それが選手として一番大事なこと

優勝の感想

「ものすごいプレッシャーの中、連日走ったんですけど、3日間先頭で走って武田(豊樹)さんとワンツーを決められたのは、すごく自分の中で自信になりましたね」

 

関東4名が結束

「ラインが長いほうが、ありがたい話なので。それがよかったと思います」

 

初手

「前の方からという気持ちでいました」

 

番手での分断策

「そのまま三谷(竜生)が誘導をきってくれるスピードだったら全部引いたんですけど、あそこまでフタされると引いてもチャンスは無いなと思ったので、途中で切り替えました。そこの判断がよかったのかなと思います。単騎の選手をすんなり回すのもよくないので、それだったら番手でと勝負しました」

 

新田祐大のまくり

「本来ならそのまま先に発進してラインで決めたい気持ちがありましたが、自分が(仕掛けて)いく前に(新田に)いかれてしまったので。でも、いく態勢はとっていたので、すぐ追いつけました。競りで脚をかなり使っていて、抜きにいくのはものすごく苦しかったんですけど、抜きにいかないと後ろの人にもチャンスが生まれないので、全力でいきました」

 

ゴールの瞬間

「(武田豊樹の地元だが)ガッツポーズしちゃいましたね(笑)」

 

GⅠ7回目の優勝

「いつもGⅠで優勝することを目標に練習であったり、ケアをしたり、気持ちを入れたりしているので、結果に結びついてとても嬉しいです」

 

昨年と比べて

「昨年(2月全日本選抜・久留米)は初日の失格で終わってしまったので、その分も今回はよかったです」

 

昨年の不振から脱却

「やっぱりいろいろ試行錯誤してよくなかったのが昨年でしたが、自転車の乗り方やトレーニングの取り組み方の方向性が確実になって迷いがなくなりました」

 

グランプリ一番乗り

「まさかな、という感じです」

 

今後

「ひとつでも多く良いレースをしていくこと、それが選手として一番大事なことだと思います。自分だけではなく、関東を引っ張っていくレースを見せていければ。それがひとつの目標です」

 

平原康多/埼玉/87期/SS

平原康多/埼玉/87期/SS

Profile

 

平原 康多 HIRAHARA KOTA

●1982年6月11日生まれ、34歳

 

●在校順位は33勝で8位、師匠は太田耕二(59期・引退) 

 02年8月5日西武園競輪場でデビュー(1着2着9着)

 

 05年5月西武園でS級初優勝(5着1着1着)

 

●通算成績:1011走 優勝:42回、1着:296回、2着:207回、3着:108回

 

●ビッグレース優勝歴

 06年8月ふるさとダービー富山(GⅡ)、09年6月高松宮記念杯(GⅠ・大津)

 

 09年11月競輪祭(GⅠ・小倉)、10年6月高松宮記念杯(GⅠ・大津)、13年2月全日本選抜(GⅠ・松山)

 

 14年11月競輪祭(GⅠ・小倉)、16年11月競輪祭(GⅠ・小倉)、17年2月全日本選抜(GⅠ・取手)

 

●出走予定 川崎GⅢ 4月8日~11日/西武園GⅢ 4月22日~25日/日本選手権GⅠ 5月2日~7日

(3月6日現在)

被災地支援 第32回読売新聞社杯 全日本選抜競輪GⅠ 結果

2車単 3連単
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