BIG RACE PLAYBACK

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  • 京王閣
    27#
    第71回 日本選手権競輪GⅠ
    5/2(火) ~ 5/7(日)

俊敏に動いた三谷竜生

三谷竜生/奈良/101期/S1

三谷竜生/奈良/101期/S1

 

 GⅠを合わせて14勝の平原康多、武田豊樹の関東勢、息の合った深谷知広、浅井康太の中部コンビのGⅠ決勝常連を向こうに回し、近畿一人になった三谷竜生は桑原大志との急造ラインで3度目のファイナルの舞台に立った。

 

「一人でもしっかり力を出し切るレースをしようと思っていました。自分のやることは変わりないんで」

 

 勝負どころは打鐘過ぎに訪れた。8番手まで下げた深谷が赤板の2コーナーから踏み込むと、先頭に立っていた山田英明がイエローライン付近まで上がる。三谷はぽっかり空いたインを見逃さず、俊敏に突いて3番手を確保した。

 

「深谷君が強いので、浅井さんのところか3番手をしっかり取り切ってからと思ってました。タイミングが合えば番手と思ってました」

 

 番手飛び付きも辞さない走りができるのが三谷の強み。好位を確保すると桑原が続いて、5番手以降はもつれる。三谷は前団を射程圏に入れ浅井との勝負に照準を絞った。

 

「内が空いてたんで体が勝手に反応して、いいところで行けたと思います。(深谷が)掛かっていたんで、行けるかどうかわからなかったですけど。ゴール勝負をできるように踏んだだけです」

 

 96期の深谷以降、100期台では初めてGⅠを制覇した。

 

「自分の中ではそんなに早い気はしないですけど、100期台初ということは嬉しいです。(父には)あんまり褒めてもらえることがないので、褒めてもらえるかな(笑)」

 

 桑原は初のGⅠ準決を喜んだばかりだったが、初優出すると決勝はあわやの展開から準優勝。さすがに本人も「こんないい流れはなかなかない」と、驚きを隠せない。

 

「三谷君が獲る走りをしてくれればよかったし、腹をくくってくれたら自分にもと思ってたけど。思い切り抜きにいったけど、脚が三角(に回って)だったし、カックン、カックンしてました」

 

 浅井は絶好の4角番手。GPを制したゲンのいいバンクでまたもやと思ったが...。

 

「3コーナーで振ったけど(ラインが)2車なので、振り過ぎると内からくるので。4コーナーで一回振って来ないかと思った。あのタイミングで行って(三谷が)止まらないってことは、番手の勉強しないとダメですね」

 

 平原は今回ばかりは位置取りと判断を誤り苦戦。見せ場なく6着に終わる。

 

「(深谷が)いいペースで駆けていましたね。最終的にホームで休まず行けばよかった。(山田にブロックを)もらってしまって」

 

兄のおかげで、ここまで来られました

ダービー王に恥じないレースをします!

 

優勝の感想

 

「最高ですね。素直に嬉しいです。(日本選手権競輪は)日本一を決める大会ということで、しっかりここに向けて仕上げていきました」

 

勝ち上がりのポイント

 

「あの準決勝(5日目・第10レース)をしっかり逃げて勝ち上がることが出来たことが大きかったと思います」

 

近畿はひとりだけ優出

 

「今回は近畿ひとりだけだったので、そのへんを意識して走りました。前々に踏んで、しっかり気持ちでいくということですね。しっかり優勝を狙って頑張ろうと思っていました」

 

桑原大志がマーク

 

「桑原さんとも以前連係したことがあったので、その1車が非常に大きかったと思います」

 

 

レース展開

 

「しっかり位置を取ってからと思っていました。深谷(知広)君が強いので、浅井(康太)さんのところか、3番手をしっかり取る気持ちで前に踏ませていただきました。どうなるかわからなかったですけど、良い動きが出来たと思います」

 

3番手を確保

 

「(先行した)深谷君が強かったですが、自分がいけるところからいこうと思っていました。(最後は)必死に踏みました」

 

ゴールの瞬間

 

「一着、抜いたという確信はありました。優勝したらガッツポーズをしようと思っていたのでやりました」

 

グランプリ出場

 

「昨年一年間、調子が良かったですし、今年は狙えるようにと思って、しっかり練習して挑戦してきました」

 

競輪一家

 

「兄ふたり(政史、将太)がデビューして、兄と父(典正)のレースを見て、競輪に興味を抱き始めました。大学を卒業するぐらいですかね。(兄の存在は)非常に大きいです。兄のおかげで頑張ってこられましたので」

 

将太選手から言葉は

 

「ふつうに『おめでとう』と言ってもらいました」

 

賞金の使い道

 

「特に考えていないです。奥さんに任せます」

 

メッセージ

 

「まだまだGⅠは続きますし、一戦一戦しっかり頑張ります。ダービー王に恥じないレースをしたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

 

三谷竜生/奈良/101期/S1

三谷竜生/奈良/101期/S1

Profile

Profile プロフィール

三谷 竜生 MITANI RYUKI

●1987年9月5日生まれ、29歳

 

●在校順位は17勝で16位、師匠は三谷典正(49期・引退)

 

 12年7月1日向日町競輪場でデビュー、同初優勝(1着1着1着)

 

 13年1月松山競輪場で3場所連続完全優勝、S級に特別昇級

 

 13年6月向日町競輪場でS級初優勝(3着2着1着)

 

 14年2月9日、全日本選抜競輪(高松)でGⅠ初勝利

 

 16年3月日本選手権競輪(名古屋)でGⅠ初優出(9着)、6月16日名古屋競輪場で通算100勝達成

 

●通算成績:405走 優勝:22回、1着:135回、2着:52回、3着:49回

 

●出走予定 高松宮記念杯GⅠ 6月15日~18日

      富山記念GⅢ 6月24日~27日

 

(5月7日現在)

第71回 日本選手権競輪GⅠ 結果

2車単 3連単
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