BIG RACE PLAYBACK

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  • 岸和田
    56#
    第68回 高松宮記念杯競輪GⅠ
    6/15(木) ~ 6/18(日)

新田祐大が超速まくり

新田祐大/福島/90期/SS

新田祐大/福島/90期/SS

 全幅の信頼を寄せる成田和也とGⅠの決勝では久しぶりの連係に新田祐大の心は燃えた。戦況を見極め、最終2コーナーから踏み上げる。前団のもつれを横目に、抜群のスピードで前団をひと飲み。持ち味を発揮し大会連覇を達成した。

「理想通りというか、スタート取れて。成田さんと作戦組んだ通りになりました。自分の力を出せるタイミングが取れたのもすごく勝利につながったと思います。ゴール前で成田さんが後ろに見えたのは嬉しかったですね。成田さんから『お前の好きなように走れ。信じている』と言ってくれたんで。自信を持って仕掛けることができました」

 競技と本業で多忙な日々の中、なかなか結果を出せずにいた。しかし、この優勝で同じく世界を相手に戦う仲間たちにエールを送った。

「(ナショナルに)一流を育てるコーチが来て。そのコーチの思惑通りに練習を進めることが競輪にかなり支障がでるスケジュールになって。この優勝は競輪界のためでもあるし、世界を目指す競技者の選手達を育てるという意味でも、一緒に戦った仲間達に勇気をつける意味でもいい大会になったと思います」

 成田が新田に続き準V。大舞台でワンツーを決めた。

「やっと付いていけただけですが、それが厳しいから。(久々の岸和田でのGⅠ決勝は)懐かしいなって思いました。雰囲気とか思い出す感覚ですね。なかなか戻らず期待に応えられないけど、こういう所で走れたのは大きい」

 平原康多をすくった山田英明は福島コンビに上をいかれて3着。しかし、2度目のGⅠ決勝の舞台で見せ場を作った。

「自分のタイミングはいいように来ないので、外か内か関係なく前々にと。そこがかみ合えばチャンスなんですけどね。外が被っていたので、これでいってもしょうがないから内しかないと」

 外に浮いた平原は、山田と併走しながら懸命に踏み続ける。しかし、最後は力尽きて6

着に終わった。

「関東と近畿で力勝負と思っていたんですけどね。僕が仕掛ける前にヒデが来てしまって。対処できなかったし、反省します」

 赤板で位置を確保できなかった稲垣裕之は、そのまま終始外併走に。苦しい展開を打破できず8着に沈んだ。

「赤板のところで新田の差し残しで、位置を取られてしまった。それが敗因の一つでもあります。(外併走になってからは)周りの動き次第でもあったんですけど、中途半端になってしまいましたね」

苦しい練習をずっとやってきましたが、結果がでたことで、もっと追い込めます

 

成田和也とワンツー

「優勝を心に置きながら走ったんですけど、それが一番嬉しいですね。成田さんとワンツーを決めること、それが一番の目標として走っていたので、ゴール前、精一杯走りすぎちゃって、ふくらみながらゴールしちゃいました」

 

高松宮記念杯

「(13年の宮杯は)僕も頑張れた、力がついてきたなっていう自信と、あとは目の前で成田さんの優勝を見て、僕もああいう風にタイトルを獲りたいと思ったのが、その後のダービーやオールスターの優勝につながっているので、本当にこの高松宮記念杯というのは僕の中で特別な思いがあるのかもしれませんね」

 

連覇

「連覇するという気持ちで走ったというよりは、この大会に入るまで苦しい練習をずっとしていて。GⅠ決勝に勝ち上がることができていなかったので、そういう意味でも何としても決勝に乗るという強い思いと、勝ち上がったらそこで勝負したいという気持ちが、ちゃんとつながったレースになったのかなと思います」

 

 

東西対抗戦

「勝つべくして勝った人たちが東と西で勝ち上がってきて、決勝で当たる。今まで走ったGⅠではなかったレースだったので新鮮さはありましたね」

 

競技との両立

「今まで苦しすぎる練習をやって、レースに行く前の日まで練習させられているような状態で、それが正しいのかと思うところはあったけれど(苦笑)。こういう風に結果が出たので、これからは自信を持って、もっと追い込めると思います」

 

グランプリ出場

「早い段階で年末の権利を取ることができたので、そこに向けてみっちりトレーニングをすると思うので、スケジュールをもう1回組み直さないといけないと思います」

 

今後

「一発目の全日本選抜は良い戦いが決勝でできましたけど、それ以外はなかなかできていなかったので、歯がゆい中で戦ってきて。この高松宮記念杯をきっかけに、今後のGⅠ戦でもしっかり優勝を狙っていけるように、仕上げていきたいと思います。一番はグランプリに向けて、昨年は自分の不甲斐なさで失格して応援してくださった人たちに迷惑をかけてしまっているので、また応援したいと思えるような選手になって、グランプリに戻っていきたいと思います」

 

新田祐大/福島/90期/SS

新田祐大/福島/90期/SS

Profile

新田 祐大 NITTA YUDAI 

●1986年1月25日生まれ、31歳

●在校順位は2勝で52位、05年7月15日函館競輪場でデビュー

●通算成績:824走 優勝:46回、1着:279回、2着:133回、3着:84回

 

●GⅠ・GⅡ獲得歴:17年6月高松宮記念杯(GⅠ・岸和田)、16年6月高松宮記念杯(GⅠ・名古屋)、15年9月オールスター競輪(GⅠ・松戸)、15年3月日本選手権(GⅠ・京王閣)、10年12月SSカップみのり(GⅠ・立川)、14年4月共同通信社杯(GⅡ・伊東)、12年ロンドンオリンピック・チームスプリント8位。

 

●出走予定

弥彦記念(GⅢ) 7月29日~8月1日

オールスター競輪(GⅠ)8月11日~15日

(7月6日現在)

第68回 高松宮記念杯競輪GⅠ 結果

2車単 3連単
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