BIG RACE PLAYBACK

BIG RACE PLAYBACK
  • 前橋
    22#
    第26回 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントGⅠ
    10/6(金) ~ 10/9(月)

渡邉一成がGⅠ連覇

渡邉一成/福島/88期/SS

渡邉一成/福島/88期/SS

 これで通算3回目のGⅠ制覇。すべて前に新田祐大がいた。

「すべて新田君の後ろからのレースなので、彼の走りに尽きるかなと思います。今回もそうだったんですけど、前後は(新田と)必ず話して決めている。どっちが前でもいいレースができるように。この恩を忘れずに、これからもずっと走っていきたい」

 岡村潤が愛知勢を分断に出ると、そこを浅井康太が切って先頭に立つ。新田はすかさず3番手に追い上げて、深谷知広は6番手。新田の瞬時の判断が渡邉一成をVに導いた。

「浅井君がインを切ったところをしっかり追い上げてくれたし、深谷君のまくりに合わせてタテに踏んでくれた。すべて新田君が動いてくれたんで、僕は安心して付いているだけだった」

 たんに同県の後輩というだけでなく、新田はナショナルチームで苦楽をともにするチームメイト。新田の強さを誰よりも知っている。

「本当に新田君もキツかったと思うけど、連日いいレースをしている。ナショナルチームの(練習の)疲れがあるなかで、限界以上の走りをしてくれた。僕も気持ちで負けないように走っていた」

 最終ホームから新田がまくり上げると、外にいた愛知勢とからまずに渡邉が続く。成田和也まで福島3車が出切った時点で勝負は決した。

 新田はオールスターに続いての準Vで渡邉とワンツー。

「浅井さんが切りに行ったので、すかさず行かなきゃと思った。前まで行くか悩みましたが、その時のスピードと場所で。あとは深谷に合わせて出ていくだけだった。浅井さんの踏み返しはあっても、自分の力を信じて踏めばと」

 3着には成田が続き、福島勢が上位を独占した。

「新田が本当にいいレースをしてくれた。(岡村のイン粘りで)あれでいい形になったんじゃないですか。新田もあそこで構えないでよかった。2人ともいいダッシュで、付いて行けてよかった」

 岡村の分断で狂った流れを修正できなかった深谷は、不発の8着。汗をぬぐい、言葉を振り絞る。

「(岡村が)想定外。下げてからも仕掛けるタイミングがなかった。失敗です...」

「やりたいことはできたし悔いはない」とは、深谷の番手で粘った岡村。「福島の4番手を回るよりは、自分らしくやれたと思う。あのまま深谷君が駆けてくれれば...。しょうがない、勝負した結果なんで。(深谷が下げたんで)前に行こうとしたら(内が)空かなかった」

まだまだ努力して、強くなって、福島旋風を巻き起こしていきたい

優勝の感想

「びっくりしています。新田(祐大)君の後ろを集中して走っていただけだったので、いつの間にか獲っていたなと。今回は外から抜けたので、嬉しいですね」

 

作戦

「(スタートで)誰かが出ればその後ろでも良かったですし、中部作戦があるかなという予想もあったので、そこは新田君に任せてインで粘ることも考えていました」

 

展開

「岡村(潤)さんがインで粘る様子だったし、そこから浅井(康太)君が叩いてくれたので、本当に新田君がいい動き、俊敏な動きをしてくれたと思います。浅井君があんなレースをするとは思っていなかったですね」

 

連続GI優勝

「あまり連続優勝のことは意識していなかったので、単純に新田君を抜けた喜びと、成田(和也)さんまで含めたワンツースリーというのが本当に嬉しいですね。

新田君が力強い走りをしてくれたからですし、成田さんが3番手に付いているということで僕は安心して新田君を抜くという仕事に集中できました」

 

 

課題

「余裕は持てているんですけど、自分が自力で走ったときに、もうちょっときっかけがほしいですね。準決勝は落ち着いていましたけど、展開待ちの部分もあったので。まだまだ努力して、強くなっていきたいと思います」

 

競技のシーズンイン

「競輪祭のあと、またワールドカップが2戦続いてあります。(国内で走るのは)競輪祭とグランプリだけですね(※競輪祭は欠場)。連日、ナショナルチームが良い動きをしていたと思うので、このダイナミックな走りとスピードあるレースを競輪祭、またグランプリでもしたいです。年が明けてからも、走る機会はすごく少なくなってくると思うんですけど、少ない中でもスピードあるレースをして、ナショナルチームというインパクトを与えられるようなレースをしていきたいですね」

 

 

目標

「12月が終われば今年の成績はリセットされてしまうので、来年もこの成績を残せるように今から努力して、来年も活躍したいです。年末に向けて、もっともっと調子をあげていきたいですね」

 

メッセージ

「応援ありがとうございました。自分のタテ脚を磨いて、これからも福島旋風を巻き起こしていきたいと思います」

 

渡邉一成/福島/88期/SS

渡邉一成/福島/88期/SS

Profile

●1983年8月12日生まれ、34歳

●在校順位は12勝で38位

 03年7月7日京王閣競輪場でデビュー(1着1着4着)

 03年8月いわき平で初優勝(1着1着1着)

 05年5月いわき平でS級初優勝(8着1着1着)

●通算成績:818走 優勝:35回、1着:232回、2着140回、3着:87回

●グレードレース優勝歴:17年10月寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントGⅠ・前橋)、17年8月オールスター競輪(GⅠ・いわき平)、16年2月全日本選抜競輪(GⅠ・久留米)、12年4月共同通信社杯(GⅡ・名古屋)、17年1月いわき平記念(GⅢ)、15年6月取手記念(GⅢ)、14年4月高知記念(GⅢ)、12年10月岸和田記念(GⅢ)、12年8月富山記念(GⅢ)、11年12月伊東温泉記念(GⅢ)

●出走予定 KEIRINグランプリ 12月30日

(11月7日現在)

第26回 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメントGⅠ 結果

2車単 3連単
TOP