BIG RACE PLAYBACK

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  • 小倉
    81#
    第59回 朝日新聞社杯 競輪祭GⅠ
    11/23(木) ~ 11/26(日)

新田祐大が超高速まくり

新田祐大/福島/90期/SS

新田祐大/福島/90期/SS

 

「深谷(知広)の動き待ちになり全体的にレースが流れていた。深谷の動きを待ってるなかで自分のタイミングの位置まで来たんで、あとはガムシャラに踏んだ。でも、なかなか山中(秀将)君との距離が詰まっていかなかったので、けっこうまずいかなと思った」

 最終1センターから踏み込んだ新田祐大は、タッグを組んだ諸橋愛を置き去りに。自身の心配とは裏腹に、ケタ違いの加速力で2着以下をちぎってゴールを駆け抜けた。上がりタイム10秒6を叩き出し、今年2度目のGⅠ制覇。

「ナショナルチームのトレーニングも1月から始まって新転地に移りましたし、その中で結果を残し続ける大変さっていうのを実感した半年間だった。高松宮記念杯を優勝してから、常に勝ちを意識するレースをすることができた後半戦だったと思います」

 ナショナルチームが新体制に移行し、新田にとっても練習環境をはじめ様々な変化があった17年。3年連続4回目のグランプリで新田劇場は今年のフィナーレを迎える。

「本当にいろんなことがあって、めまぐるしい1年間だった。変わったこと、変わらなかったこと。進化、退化とありました。その中で僕はグランプリに向けて目標を早い段階で掲げることができたので、そこに向けて本当にまっしぐらに練習一本という形でやってきた。その結果、このように競輪祭も優勝することができました」

 新田が諸橋をちぎって木暮安由を飲み込むと、新田を目がけて北津留翼も外を踏み込む。木暮後位から抜け出す平原康多はとらえたが、前を行く新田には届かなかった。

「(関東の後ろ)ここはいいなと思ってました。ホームで外が空いてるかが勝負だと思ったけど、一本棒であれって思った。でも、ビビらず新田より先に行けばよかった」

 3番手を確保した木暮が先まくり。関東コンビは絶好の展開になったが、新田のスピードに屈した。3着の平原は新田の強さを称える。

「強い。新田じゃなかったら(木暮と)ワンツーが決まっていたかもしれない。力で勝てなかったんで、また頑張るだけ。新田にいい刺激をもらいました」

 3番手を確保した木暮にとっては、初タイトルを狙える展開だった。先まくりに出たが結果は4着。それでもサバサバと振り返る。

「平原さんが付いてくれてるんで、かぶる前に仕掛けようと思った。気配がしたので踏みました。すんなりの展開でしたけどね」

 

応援してくださる人たちに、見て楽しかったと言ってもらえるレースをグランプリで披露したい

優勝の感想

「ホッとしています」

 

作戦

「深谷(知広)たちのラインより前にいたいと思っていました。(スタートからの位置取りは)少し無理に(愛知ラインの前に)入っていく形になって、そこは申し訳なかったです」

 

レースの流れ

「想定通りでした。僕の後ろに深谷がいたけど、あとはみんなが深谷の仕掛けのタイミングで踏みたいと思っていたと思うので、それでああいう展開になったのかなと思います」

 

仕掛け

「あとはガムシャラに踏み込んだだけでした。いつまでも先頭に立てなかったのでマズいかなという気持ちで走っていたんですけど、前に踏むことだけを考えていました」

 

優勝の確信

「本当にゴール線を越した瞬間ですね」

 

4日間を振り返り

「仕掛けるタイミングを初日から徐々に修正していく感じでした。初日は新人のような力任せなレースをしたんですけど、そこから徐々に競輪選手らしいレースの組み立てや走りが出来て、仕掛けるポイントも見つけていけました。そこが勝利につながったと思います」

 

渡邉一成の欠場

「(競輪祭に)来る直前も一緒に練習していて、その中で一成さんの痛々しい姿も、僕は見てきましたし、落車した現場(ワールドカップ)にもいました。競輪祭に出られず一成さんも悔しさや歯がゆさがあったと思うし、その気持ちを僕らに託してくれたと思うので、それを形にして帰りたいなという気持ちで挑みました」

 

スケジュール

「ワールドカップに参戦して、12月13日か14日に日本に到着してから、あとは練習です。でも、時差の問題とか、自分は今けっこう苦しい練習をしていて体調不良があるので、体のケアとかうまくバランスを取っていくことが年末のグランプリまでの課題です」

 

グランプリに向けて

「昨年のグランプリは不甲斐ない成績でまったく戦うこともできていなかったですし、人気を背負うことができたのに、車券に貢献できませんでした。応援してくださる人たちがまずいてからの競輪選手、自転車競技だと思っているので、そういう人たちが観て楽しかった、あとは車券を買ってうれしかったと言ってもらえる選手になれるようなレースを、グランプリで披露したいと思います」

 

新田祐大/福島/90期/SS

新田祐大/福島/90期/SS

Profile

新田 祐大 NITTA YUDAI

 

●1986年1月25日生まれ、31歳

 

●在校順位は2勝で52位、05年7月15日函館競輪場でデビュー

 

●通算成績:847走 優勝:48回、1着:292回、2着:139回、3着:86回

 

●GⅠ・GⅡ獲得歴:17年11月競輪祭(GⅠ・小倉)、17年6月高松宮記念杯(GⅠ・岸和田)、16年6月高松宮記念杯(GⅠ・名古屋)、15年9月オールスター競輪(GⅠ・松戸)、15年3月日本選手権(GⅠ・京王閣)、10年12月SSカップみのり(GⅠ・立川)、17年7月サマーナイトフェスティバル(GⅡ・伊東)、14年4月共同通信社杯(GⅡ・伊東)、12年ロンドンオリンピック・チームスプリント8位。

 

●出走予定

 KEIRINグランプリ2017 12月30日  

                          (12月8日現在)

 

第59回 朝日新聞社杯 競輪祭GⅠ 結果

2車単 3連単
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