BIG RACE PLAYBACK

BIG RACE PLAYBACK
  • 松山
    75#
    第2回 ウィナーズカップ 松山競輪場GⅡ
    3/18(日) ~ 3/21(水)

武田豊樹が復活のV劇!

武田豊樹/茨城/88期/SS

武田豊樹/茨城/88期/SS

 S級S班が今年初めてそろい踏みしたシリーズだったが、新田祐大や深谷知広らが準決勝で敗退するなど波乱含みの展開となった。それでも、数々の金字塔を打ち立ててきた武田豊樹と平原康多の関東SSコンビが決勝で貫禄のレースを見せた。最終ホームで平原が一気にスパートすると、懸命に追った武田が直線で抜け出して優勝ゴール。

「集中した状態で(平原に)ついていましたが、離れてしまったのは課題ですね。離れた僕が(車間を)詰めていったので、(差すのが)少し早いかなと思ったんですけど、待っていると後ろから食われる感じがあったので」

 盟友・平原との連係で手にしたのは、15年の競輪祭以来2年4カ月ぶりとなるビッグレース制覇だった。

「(ゴール後は)平原君が2着に残ったかどうか、ビジョンを確認して。良い時も悪い時も一緒という気持ちで平原君とは走っていますから。ずっと決まっていなかったので、ワンツーはすごく嬉しいですね」

 昨年は8月オールスターで落車して骨盤骨折、戦線を離脱した。それでも不屈の闘志で10月に復帰すると、復活ロードを着実に歩んできた。

「骨盤を折って半年が経つんですけど、やっと身体が良くなってきましたね」。GⅠ優勝して完全復活へ、鉄人はその走りを磨き続けるだろう。

 平原は前団がもつれた最終ホームで仕掛けて主導権を握る。2着に粘っての関東ワンツーに、武田との絆も感じさせるコメント。

「自分のレースをして終わりたいというのがあったので、むりやりホームから力任せでいきました。武田さんに抜かれるのは仕方ないですが、本当に一番と同じくらい嬉しい終わり方でした」

 4車が優出の四国勢だったが、三谷竜生の分断策に遭い、ライン先頭の原田研太朗は3着入線も反省しきり。

「打鐘で踏んで、そこから下げさせてから勝負と思ったら、まさか戻ってくるとは。4車いるのに、粘らせる感じになって反省しかないです。勉強になりました」

 地元ビッグで優出した愛媛両者だったが、渡部哲男は「(原田の番手を)守りたかったが...。平原に上をいかれて、そのときにタイミングがずれて、怯んで竜生に入られてしまった」。ビッグ初優出の橋本強は「内に来るとは...。これもレースですからね。地元の決勝を走れて良い経験になりました」

 シリーズ3連勝で優出の三谷は、とっさの判断で飛びつき策にでるも4着。「(関東ラインを)引き出す感じになってしまった。もうちょっと、なんとかしたかったですが...次また頑張ります」。三谷をマークした村上義弘も「(三谷のレースは)全体の流れを見て、間違ってはいなかったと思います。自分でコースを作ったりできなかったのは、力不足でした」

今シリーズの課題と向き合いながら、もう一度GⅠ優勝を目指したいです

レースを振り返って

「(平原康多の仕掛けに)離れてね。課題が残るレースだったんですけど、平原君の頑張りもあって、ワンツーが決まりました。

 2日目のレースで、集中した状態で平原君に離れてしまったのですが、決勝もそのような形になってしまったのが残念です」

 

ゴール後

「ここ(松山競輪場)はオールスター(09年)を獲っている競輪場ですから、懐かしく感じました」

 

優勝の感想

「(前回は)いつ優勝したか分からない。長いですよね。今はどのレースでも優勝は本当に嬉しいです」

 

関東SSでワンツー

「平原君も自分も地区を代表してS級S班で走っていますから、しっかり見本になれるように、競輪を磨いていきたいです」

 

昨年は骨盤骨折の大ケガ

「やっぱり怪我したことによって体のリズムが本当にすべて悪くなったので、治すことに専念しながら、まだまだ本調子ではないんですけど、身体と向き合って、こういう大きい舞台で頑張れるように、地道に普段から頑張っています。骨盤を折ってからスピードが出ないので、悩みぬきながら普段のトレーニングを考えてきていましたけど、(決勝は)また番手戦での加速でどうしても離れてしまいました」

 

後輩たちからの胴上げ

「あんなに(多くの)茨城の若手に胴上げしてもらったことは初めてな感じがしますね。力勝負した平原君との良いレースが見せられたと思うし、脇本(雄太)君、新田(祐大)君、深谷(知広)君だったり、(茨城の後輩たちも)力で勝負する選手になってほしいです」

 

今後の目標

「やはりGⅠを優勝したいという気持ちが強いんですけど、身体も動かなくなってきて、ちょっと諦めそうな時もあるんですけど。でも、今シリーズでも課題ができましたし、その課題と向き合いながらもう一度GⅠ優勝を目指したいです。少し精神力がついてこなくなっているので、GⅠを獲るのに精神力をつけて、トレーニングしていくしかないなという気持ちです」

 

メッセージ

「決勝で平原君とワンツーを決められて、嬉しく思っています。また一戦一戦頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」

 

武田豊樹/茨城/88期/SS

武田豊樹/茨城/88期/SS

Profile

Profile プロフィール(4月6日現在)

武田 豊樹 TAKEDA TOYOKI

●1974年1月9日生まれ、44歳

●在校順位は32勝で3位、03年7月4日立川競輪場でデビュー

●通算成績:1104走 優勝:71回、1着:412回、2着:171回、3着:120回

●GⅠ・GⅡ獲得歴:14年12月KEI RI Nグランプリ(GP・岸和田)、15年11月競輪祭(GⅠ・小倉)、15年6月高松宮記念杯(GⅠ・岸和田)、オールスター(GⅠ・前橋)、12年11月競輪祭(GⅠ・小倉)、12年6月高松宮記念杯(GⅠ・函館)、09年9月オールスター(GⅠ・松山)、09年3月日本選手権(GⅠ・岸和田)、18年3月ウィナーズカップ(GⅡ・松山)、12年8月サマーナイトフェスティバル(GⅡ・四日市)、12年2月東西王座戦(GⅡ・高知)、11年4月共同通信社杯春一番(GⅡ・武雄)、11年2月東西王座戦(GⅡ・豊橋)、10年2月東西王座戦(GⅡ・玉野)、09年7月サマーナイトフェスティバル(GⅡ・川崎)、08年11月ふるさとダービー広島(GⅡ・広島)

●出走予定:未定

第2回 ウィナーズカップ 松山競輪場GⅡ 結果

2車単 3連単
TOP