BIG RACE PLAYBACK

BIG RACE PLAYBACK
  • 松戸
    31#
    第14回 サマーナイトフェスティバルGⅡ
    7/14(土) ~ 7/16(月)

渡邉一成がスピードを発揮

渡邉一成/福島/88期/SS

渡邉一成/福島/88期/SS

 

 チャンスを逃さなかった。打鐘で9番手となった渡邉一成だったが、前を任せた菅田壱道が最終ホームから仕掛けていく。菅田は勢いよく前団に迫るも、主導権を握って快速を飛ばす深谷知広の抵抗にあう。そこで渡邉は瞬時に判断して自力を発動。粘る深谷を直線で捕らえて優勝ゴールを走り抜けた。

 レース後は「苦しい」を連発していた渡邉。それだけタフなレースだった。勝因については「菅田君がよい走りをしてくれたおかげですね。(菅田は)きつかったと思いますが、スピードが止まってしまったので、申し訳ないですけど踏ませてもらいました」。初となる「夜王」の称号ゲットについては「嬉しいですけど、そこまで意識していないですよ」と爽やかな笑顔で返答。伊豆でトレーニングをする仲間が、限られた出場機会の中でも結果を残してきていた。渡邉もしっかりとその流れに続いた。「これからも競輪界にナショナルチームの旋風を巻き起こせればいいですね」。

 渡邉が賞賛したように、菅田の仕掛けがあったからこそ優勝を大きく引き寄せられた。7着に終わったが菅田は「平原(康多)さんがいたし、すんなりにはならない。ごちゃついていたし、ああいう一発チャンスがくると思っていました。その一発勝負でいけるところまでいけば、あとは(渡邉の)状況判断でと」

 2着には逃げ粘った深谷が入線した。深谷― 竹内雄作―浅井康太と自力3者が折り合って中部ラインを形成したが、平原の分断策にあった。深谷は「もちろんそこ(分断)は考えていましたけど...。自分の力不足です。でも(感触は)悪くなかったと思います」

 番手を守りきれなかった竹内(9着)は反省しきり。

「ラインに迷惑をかけてしまいました。力不足ですね。一から勉強しなおします」

 対して平原(4着)は「菅田のまくりに対応できなかったのが悔しい。自分の走りはできたし、力は出し切ったので」と納得の表情。

 大健闘は単騎戦を選択して直線3着に突っ込んできた松浦悠士だろう。初のビッグレース決勝で、しっかりと手応えを得た。

「(初のビッグ決勝でも)普段通りにいこうと。一成さんについていければよかったんですけど、最後(4コーナー)に煽りがあったので...。悔しいですね。でも自信になりましたし、点数(競走得点)もあがってきて手応えもあります。今度はラインで(決勝に)上がれるように、頑張りたいと思います」

 

競輪界にナショナルチームで旋風を巻き起こしたい

優勝の感想

「自信はあったんですけど、本当に優勝できて、嬉しいですね」

 

ナイターレースの決勝

「(自転車)競技でもこの時間に走ることは多いですし、いつもと変わら

ずにレースをしました」

 

作戦

「彼(菅田壱道)が乗れていて、良い走りをしているので。その脚力を殺

さないような展開にもっていければチャンスはあると思っていました」

 

打鐘では最後方

「一番後方だったんですけど、前団がもつれていたので、打鐘では踏み出していたと思うし、これはいけるなと思っていました。ただ、(竹内)雄作君の外を走って、それで最終的に平原(康多)さんと並走になってしまったので、厳しいレースに菅田君はなったと思いますけども、彼がそこまで連れて行ってくれたので、結果が僕についてきてくれたと思います」

 

菅田選手が不発で

「(菅田君が)止まってしまったし、スピードもあってしまったので、申し訳ないですけども、自分の勝ちを他の人に譲るわけにもいかないので、全力で踏ませてもらいました」

 

踏み出した手応え

「きつかったですね。内を締め気味にいけば楽なんですけども、平原さんもすんなり出させてくれるとは思わないですし。そこで外を走っていたら内から深谷(知広)君が盛り返してきたので、本当にきつかったです」

 

優勝の実感

「本当にゴールのときですね」

 

今後の競技の予定

「地元のオールスターの直後に、代表に選ばれればアジア大会があります」

 

今後の目標

「しっかりと脚力を発揮できる展開になれば勝負になると思います。ナショナルチームで培った脚力を充分に発揮して、競輪界でナショナルチームの旋風を巻き起こせるように、これからもトレーニングしていきたいと思います」

 

渡邉一成/福島/88期/SS

渡邉一成/福島/88期/SS

Profile

Profile プロフィール(8月7日現在)

渡邉 一成 WATANABE KAZUNARI

●1983年8月12日生まれ、34歳

 

●在校順位は12勝で38位

 03年7月7日京王閣競輪場でデビュー(1着1着4着)

 03年8月いわき平で初優勝(1着1着1着)

 05年5月いわき平でS級初優勝(8着1着1着)

 

●通算成績:834走 優勝:36回、1着:236回、2着141回、3着:90回

 

●グレードレース優勝歴:17年10月寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GⅠ・前橋)、17年8月オールスター競輪(GⅠ・いわき平)、16年2月全日本選抜競輪(GⅠ・久留米)、18年7月サマーナイトフェスティバル(GⅡ・松戸)、12年4月共同通信社杯(GⅡ・名古屋)、17年1月いわき平記念(GⅢ)、15年6月取手記念(GⅢ)、14年4月高知記念(GⅢ)、12年10月岸和田記念(GⅢ)、12年8月富山記念(GⅢ)、11年12月伊東温泉記念(GⅢ)

 

●出走予定 未定

第14回 サマーナイトフェスティバルGⅡ 結果

2車単 3連単
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