BIG RACE PLAYBACK

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  • 高知
    74#
    第34回 共同通信社杯GⅡ
    9/14(金) ~ 9/17(月)

平原康多が貫禄のV

平原康多/埼玉/87期/SS

平原康多/埼玉/87期/SS

 新鋭の台頭か、S班の貫録か。7年ぶりにビッグレースが開催された高知500バンクは、共同通信社杯が若手の登竜門と呼ばれるように、スター候補生たちの走りで連日おおいに沸いた。だが、その前に大きな壁として立ちはだかったのは、S級S班・最強のオールラウンダーとも称される平原康多だった。

「練習でセッティングをいじって感じは良かったけれど、競走では良くなかったことが初日に分かって、そこを修正できたことがプラスになった」と決勝前日に手ごたえを感じていた通り、動きはハイレベルだった。

 決勝は山崎賢人がまくりで前団を飲み込んで、切り替えた清水裕友が直線で抜け出すも、ゴール前で平原が華麗な逆転劇をみせた。共同通信社杯の決勝は今回が8回目で、初の優勝となった。

「(組み立ては)正直、まったく考えないでいった方がいいなと思っていました。体が反応するようにいけたし、ゴール線にかけても伸びていたので、(優勝まで)いけるかなという感じでした」

 ナショナルチームの躍進が続いて、スピード化が著しい現在の競輪界。それに対応しようと試行錯誤を続けていたが、ようやく結果に結びついた。

「それが一番良かったと思います。これからもGⅠを勝つことを目標にやっていきたいと思います」

 初のビッグレース決勝で準優勝だった清水。目標の太田竜馬は最終ホームで内に切り込み(失格)、村上義弘が落車するアクシデント。それでも清水はうまく切り替えながら、最後は九州ラインの中を突いてあわやのシーンを演出した。

「めっちゃ悔しいです。山田(英明)さんの内に入って、前に出たところで獲ったと思ったけど...。決勝に乗れて満足かと思ったけど、久々に悔しい。(優勝が)すぐ、そこでしたからね」

 単騎だった浅井康太は平原を追う形で3着入線を果たした。

「最終ホームでアクシデントがあったけど、最終的にゴール勝負できたのは大きいです。今後、戦える感触はありました」

 いったんは先頭に躍り出た九州ライン。3連勝で勝ち上がった山崎は「アクシデントは気になりましたが、いつでもいける準備はしていましたね。でもスピードは良くなかったです。どこかで脚を使っていたんですかね。また絶対に走る機会はあると思うので、また頑張ります」

 山崎の番手を回った山田(9着)は、「番手の練習をしてきます」と第一声。「賢人があれだけ強いのに、僕がカバーしてあげないと...。賢人に迷惑をかけましたし、勉強してきます。(4コーナーでは)間合いが取れず、ガムシャラに走っただけになってしまいました」

試行錯誤の連続でしたが、結果が伴って良かったです

優勝の感想

「嬉しいですね」

1年半ぶりのビッグ制覇

「今年はずっと試行錯誤をしていて、その結果が伴っていなかったので、この優勝がいいきっかけになるかなと思います」

作戦

「初手の位置を考えていただけで、あとは何も展開は考えていなかったです。まったく考えないで、体が反応するように動いた方がいいと思っていたので、それで落車も避けられたと思います」

最終ホームのアクシデント

「落車を避けられたことが全てだったと思います。そこでかなり脚のロスがあったんですけど、立て直すことができました」

アクシデントのあとの対応

「難しかったですけど、結果的にはいい形になったと思います」

ゴール前の争い

「もうゴール前は必死に踏んだだけでしたね。優勝の実感はゴールした瞬間にわかりました」

グランプリ出場へ大きな前進 

「この優勝でグランプリに近づいたと思います。でも、GⅠを獲ってグランプリに出られるように、これからも努力したいと思います」

試行錯誤

「ケガもそうですけど、いろいろ試行錯誤して失敗の繰り返しだったんですけど、そんな中で結果がひとつ残せて良かったと思っています」

メッセージ

「これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします」

平原康多/埼玉/87期/SS

平原康多/埼玉/87期/SS

Profile

Profile プロフィール(10月1日現在)

平原 康多 HIRAHARA KOTA

●1982年6月11日生まれ、36歳

●在校順位は33勝で8位、師匠は太田耕二(59期・引退)

 02年8月5日西武園競輪場でデビュー(1着2着9着)

 05年5月西武園でS級初優勝(5着1着1着)

●通算成績:1122走 優勝:46回、1着:346回、2着:223回、3着:120回

●ビッグレース優勝歴:06年8月ふるさとダービー富山(GⅡ)、09年6月高松宮記念杯(GⅠ・大津)、09年11月競輪祭(GⅠ・小倉)、10年6月高松宮記念杯(GⅠ・大津)、13年2月全日本選抜(GⅠ・松山)、14年11月競輪祭(GⅠ・小倉)、16年11月競輪祭(GⅠ・小倉)、17年2月全日本選抜(GⅠ・取手)

●出走予定 取手GⅢ 11月10日~13日/小倉競輪祭 11月20日~25日

第34回 共同通信社杯GⅡ 結果

2車単 3連単
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