BIG RACE PLAYBACK

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  • 別府
    86#
    第34回 読売新聞社杯全日本選抜競輪[GⅠ]GⅠ
    2/8(金) ~ 2/11(月)

中川誠一郎が圧巻の逃げ切りV!

中川誠一郎/熊本/85期/S1

中川誠一郎/熊本/85期/S1

 ポスターに「オニアツ。」の文字が躍っていた今開催。地元・九州地区からただ一人、決勝に進出した中川誠一郎が、単騎で逃げ切るという、まさに「オニアツ。」のレースで自身2度目となるGⅠ優勝を成し遂げた。

 中川は「地元地区で優勝できて本当に嬉しいです」と喜色満面だ。レースでは、最終ホーム前の決断が、勝利を大きく引き寄せた。

「(吉澤純平が)捨て身まではいかないけど、そのくらいで行くのかなと予想したんですけど、思いのほかペースに入れたので、ちょうど(和田)真久留と並走になって。そこでもう腹をくくりました」

 一気にスパートすると、吉澤を叩き切って主導権を奪取。番手にはまった吉澤や、関東ライン後位の佐藤慎太郎がゴール前で詰め寄るが、中川が振り切って歓声に包み込まれながらゴール線を真っ先に切った。

「九州は自分1人だったし、見せ場を作らないといけないと思ったので。あそこまでいったら優勝したいという欲が出て、ゴールまでしっかり踏み直しました」

 吉澤―武田豊樹の後位からレースを進めた佐藤は、直線鋭くコースを突いて伸びるが2着まで。03年以来2度目のGⅠ優勝まで、あと一歩届かなかった。(コースが)開くまで待って、その間をと思っていましたが、タイミングがちょっと遅れました。吉澤に当たって(コースを)開けたら失格だし、あそこは待たないと。でも優勝を獲れるんじゃないかという手応えは掴んでいます」

 単騎の中川を追走するという意外な展開になった吉澤だが、捕らえきれずの3着に終わった。

「最後、何とか追いかけたという感じ。全然、力が足りないし、余裕もなかったです。打鐘で下りを使って駆けたかったけど、中川さんがその上をいって。力負けです。また練習します」

 吉澤と師弟連係で臨んだ武田(4着)は「純平がよいレースをしたし、ちゃんと動いてくれました。今回は2人でまともなレースができたし、慎太郎君もラインに入ってくれて、そこはよかったです。(吉澤は)流したのではなく、踏んでいたんですけどね。甘くなかったです」

 スタールビー賞を制するなど勝ち上がりでインパクトを残した松浦悠士。初のGⅠ決勝

だったが、仕掛け切れずの6着だった。

「4番手並走も期待したけど、(中川の)あのカマシは想定外でした。あれは想定しておかないといけなかったです。(GⅠ決勝に)何回も乗っていればチャンスがあると思うけど、今日は何も出来ていないので悔しいです。でもいつも通りにやって(GⅠでも)結果がよかったので、またしっかり準備していきたいです」

 

熊本競輪場を走ってこその復興、そこまでは上位を維持したい

 

優勝の感想

「九州(地区のGⅠ開催)で優勝できて本当に嬉しいです!」

作戦

「関東勢に、どうにかしてでも主導権を取りそうな雰囲気があったので、そこ(関東勢の後ろ)からいきたいなという感じで追走しました」

単騎での仕掛け

「吉澤(純平)君が一気に行って、二段駆けのイメージだったけど、ペースの先行だったので、ちょっと(和田)真久留と並走になったときに、腹をくくりました」

レース道中

「準決勝では1周(仕掛けて)いっていたせいか、意外と落ち着いていたというか。ペースで駆けることができたので面白いかなとは思いましたね」

ゴールの瞬間

「ゴールした瞬間は、(佐藤)慎太郎さんに差されたのかわからなくて、手を挙げられなかったですね。それで1周まわってきて、オーロラビジョンを確認して。スローで見た時に(自分が)残っていたので、ちょっと遅くなった分、余計にガッツポーズをしました(笑)」

熊本での震災

「荒んでいたというか、やる気がなくなっていた時期もあったんですけど...。1年ぐらい前から、もう競輪人生も長くないと思うので、もう1回やってみようと。1年ぐらいかけてやっと(GⅠを)獲ることができました。やっぱり、そこ(熊本競輪場)を走ってこそ復興と言い続けているので、そこを走るまではなんとか上を維持して頑張りたいと思います」

グランプリ一番乗り

「なんだか不思議な感じですね。今回はGⅠという感じがなんとなくしなくて、地元地区の開催だったからか、いつものGⅠより落ち着いて走れたので、なんだかまだ実感が沸いていないです」

今後

「(KEIRINグランプリに)一番乗りなので、上から高みの見物で頑張りたいと思います(笑)」

中川誠一郎/熊本/85期/S1

中川誠一郎/熊本/85期/S1

Profile

中川 誠一郎 NAKAGAWA SEIICHIRO

●1979年6月7日生まれ、39歳

●在校順位は38勝で4位、00年8月15日熊本競輪場でデビュー

●通算成績:1426走 優勝:47回、1着:422回、2着:179回、3着:120回

●グレードレース優勝歴:19年2月全日本選抜競輪(GⅠ・別府)、16年4月日本選手権競輪 (GⅠ・静岡)、18年10月熊本記念i n久留米(GⅢ)、18年8月松戸記念(GⅢ)、18年6月宇都宮記念(GⅢ)、17年1月和歌山記念(GⅢ)、16年10月熊本記念in久留米(GⅢ)、09年11月松阪記念(GⅢ)、04年8月京王閣(GⅢ)

第34回 読売新聞社杯全日本選抜競輪[GⅠ]GⅠ 結果

2車単 3連単
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