さとうゆみの徒然競輪コラム

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さとうゆみの徒然競輪コラム

第26回 さとうゆみの徒然競輪コラム

新年度が始まり、初々しいスーツ姿の若者たちを見ることが多くなりました。同じようにスーツを着ていても、なんとなく「あっ、新社会人だな」とわかりますよね。フレッシュなオーラが出ているのかな。競輪選手のデビューは7月ですので、初々しいユニフォーム姿が見られるのはまだ少し先になりますが、すでに競輪学校を卒業し、今頃フレッシュオーラを爆発させて練習に励んでいるころではないでしょうか。

先日、卒業式の前日に行われた競輪学校卒業記念レースを見に行ってきました。決勝レース終了後、競輪学校生としてのファイナルランを終えて力いっぱい行進する生徒たちの姿にスタンドからは大きな拍手と歓声が。その中に、キリッとしたスーツ姿で背筋をシャンと伸ばしてバンクを見守る人がいました。市田佳寿浩選手です。弟子の栁原真緒生徒の応援にいらしていたそうです。栁原生徒は在校成績第一位、そして卒業記念レースも期待に応えて優勝。その瞬間、市田選手は静かに頷きながら拍手を送っていました。「めしをしっかり食え」とアドバイスして学校に送り出したという市田選手。〝身体こそが資本である〟というメッセージが込められていたのかなと感じました。

市田選手はこれまでにも幾度も病気や大怪我に苦しんできています。その度に、自身のホームバンク・福井競輪場の愛称のように『不死鳥』のごとく蘇ってきました。去年3月に股関節と大腿骨を骨折するという大きなアクシデントに見舞われ、現在まだ欠場中ですが、復帰にむけて準備を進めていると伺いました。あの爽やかな笑顔を再びバンクで見られることを楽しみにしています。

さて、二年に渡り担当させていただいたこのコラムですが今回が最終回です。拙い徒然でしたがお付き合いいただきありがとうございました。わたしの競輪への想いも不死鳥のごとく不滅です。またどこかでお目にかかりましょう。

See You!!

さとうゆみ

さとうゆみ プロフィール


フリーアナウンサー

SPEEDチャンネル1期生

趣味:サイクリング、イルカと泳ぐこと

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